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ワコム、紙の問診票に手書きで記入した内容をその場でデジタル化し、院内システムとスムーズに連携できる バインダー式入力機器を展示

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株式会社ワコムは、医療機関で紙の問診票に患者が手書きで記入すると、そのデータをリアルタイムでパソコンやタブレット端末に記録し、院内システムと連携しながら活用できるバインダー型の機器を試作、7月15日から東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ」にて展示いたします。「紙に記入」するという、老若男女慣れ親しむ簡便な 入力スタイルを維持しつつメモのデジタル化が可能なため、問診から診察、投薬までの一連のプロセスの効率向上とコスト削減に効果を発揮します。

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【試作機(写真左) をパソコンと接続して使用している様子】 

この試作機は、B5サイズの問診票(普通紙)をバインダー型のボードに載せてクリップで留め、USBケーブルでパソコンやタブレット端末等に接続して使います。付属のペンは、紙面に文字を書くと同時に、同じデータを「デジタルインク」として記録、ネットワークを介して転送・共有することができます。
既に一部の医療機関では、タブレット端末に問診票を打ち込む試みもされていますが、慣れていない患者が入力に戸惑ったり、端末の破損や紛失の心配もあり、いくつか克服しなければ ならない課題があります。今回展示する試作機では、こうした考察を踏まえ、人々が長年親しんできた「紙にペンで書く」という入力スタイルを維持しながら、無理なく自然にデジタル入力ができることが特長です。

手軽に入手できる普通紙を使用するので、運用コストを抑えることもできます。さらに、問診票の保管コストやスペースを削減することもできるなど、様々な効果が期待されます。 ワコムブース(E-84)では、このシステムのデモを行います。
本試作機の商品化は未定ですが、シンプルな構成で普通紙への書き込みとデジタルペン入力をリアルタイムで行える特長を生かし、様々なフォーマットに応用が可能です。医療用途の他にも、教育やドキュメント処理なども含め、アナログ・デジタルの入力に適した機器として、様々な分野での用途を提案していきます。

【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部:6727)は、1983年に創業し、現在では日本を含めた全世界150 カ国以上で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。当社はまた、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。
当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。ECADシリーズは、主に国内製造業向けに提供している電気設計用CADソフトです。
以上のように、当社が提供する技術は、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンで、デジタルコンテンツクリエーション、医療・教育・金融などの分野で利用されています。

※ワコム、ECAD、ECAD dio、Wacom feel IT technologiesは株式会社ワコムの商標または登録商標です。
※その他、本書に記載されている会社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
※本書に記載されている内容は発表時点のものです。やむをえない事情で当日の内容に変更が生じる場合があります。

<お客様からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム ビジネスソリューション ビジネスユニット営業グループ
電話:[東京] 03-5337-6706
Eメール:vm-info(at)wacom.co.jp

<報道機関からのお問い合わせ先>
株式会社ワコム 広報室
電話:03-5337-6702
Eメール:wacom-pr(at)wacom.co.jp


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